神社本庁とは

最終更新日 2024年5月10日 by unratt

「神社本庁の活動を知りたい」
「日本の神社の歴史を知りたい」
「神社本庁の所在地や本社はどこ?」

神社には分社と本庁が存在しており、大元締めは全国で1か所になるのが通常です。
その中でも最も大きな存在が神社本庁と呼ばれている存在であり、神宮(伊勢神宮)を本宗として祭ってあります。
宗教法人法に基づく文部科学大臣所轄の包括宗教法人であるのが特徴です。
現在日本には神道系の宗教団体は約8万社あると言われており、その中でも神社本庁には7万9千社以上が加盟しております。

神社の形式は新道が元になっている

神社の形式は新道が元になっており、仏教などの宗教と密接に関わりながら成長してゆきました。
他の信仰対象を取り込んだりすることも少なくなく、神話の定義に後から加えられた神様も少なくはありません。
仏教的な側面や振動的な側面が融合し神仏習合と呼ばれる現象が起こっております。
宗教行事だけではなく日常生活の習慣などにも色濃く反映されており、神仏習合の影響は宗教観にも現れているのです。
明確的な区分もあるものの、現在では部分的に融合している部分があると言っても過言ではありません。
仏教の伝来は550年頃だと言われており、釈迦が始祖と伝えられております。
仏教には祟りと言う概念がなかったり、逆に神道では神罰の概念がありますが現在は2つの価値観が融合して、聖なるものを汚すことには罰が当たると考えられる風習が根付いているのです。

神社本庁のことをよく理解しよう

神社本庁を筆頭にした神社巡りなどが人気

お正月にお餅を食べたりお盆に先祖を祭るなども、どちらの信仰も融合した結果だと言われております。
諸説はあるものの神社本庁を筆頭にした神社巡りや、仏閣探訪など過去に触れながら宗教観を確かめることが現在人気です。
以前ならば御朱印をもらいながら旅をする遍路道などにより、古刹を巡るなどが主流でしたが7福神巡りやパワースポット巡りなど神社お寺を問わずに地域振興のためのスポットになっております。
尊いものであり威厳があったり、歴史的な価値観だけではなく新しい切り口でお寺や神社に触れてもらうことも宗教や、その人の考え方を磨くための一因になるのです。
お賽銭やお御籤などを購入すれば、歴史ある信仰対象を保存維持するための一助にもなります。
身近な存在として観光と合わせて考えてゆくことも、21世紀の文化保存に貢献する行為なのです。

イノベーション活動で観光などを誘致することも重要

近代的な宗教施設では所蔵している文化財の展示を行ったり、お正月やお盆などにはイベントを開催するなど商業的な一面を見せることもあります。
文化を維持して歴史のある建物を修繕するためには維持費が発生するために、檀家などや地域の補助金に頼るだけではなくイノベーション活動で観光などを誘致することも重要なことです。
地域に愛されて手を合わせる対象があれば、心の平安にも役立ちますし災害時などは広い敷地の境内は避難場所にも活用されます。
地域のインフラや心のインフラとして。
強い信仰心がなくても身近な存在として拝むことで先祖供養や地域振興にして構いません。
神道の起源は日本の土着の民や異国からやってきた民を神話化した物が起源であると言われており、国津上や天津神と呼ばれて信仰されております。
前述したように仏教と神道は長い歴史の中で融和されており、祭神が1つではなく複数の場合も少なくはありません。

歴史ある神社仏閣は建物が日本古来の構造

仏教の神様や国津神が同時に祭られていたり、時には祟神や戦国武将を神格化した神まで一緒に祭っている場合もあります。
歴史ある神社仏閣は建物が日本古来の構造であり、歴史的価値と文化的な価値があるのです。
さらに境内には神木があり立派な容姿をしていたり、仏や神の彫像があるなど複数の視点で特徴を持っております。
神木や巨木を見てもいいですし、可能であったら彫像を眺めることも文化活動です。
中には秘仏と呼ばれる存在もあり、周期によってしか解放されないパターンもあります。
お遍路などでウォーキングの旅をしたり、御朱印帳を集めることもユニークな試みです。
現在の神社本庁は厳格で歴史的な背景を重視する反面、ユニークで参拝者に門戸を開く試みも多くしております。

多角的な役割を担うことが現在求められている

神社のイベントにアイドルグループを呼んだり、アニメ作品の聖地巡礼に積極的に協力するなどが一例です。
ドラマのために場所を貸したり、結婚式の前撮りロケーション協力をするなども一例になります。
収入を得ながらPR活動を行い、働く人や建物の維持や地域発展のために活動を行っているのです。
もちろんその他に厳粛な役割を担っており、祝詞や厄除けなどの祭礼儀式の役目も日々行っております。
多角的な役割を担うことが現在求められているのです。
神社や仏閣によっては信者しか受け入れていない場合もあり、参拝を禁じられているケースもあります。

まとめ

全ての施設に入れるとは思わずに、人間同士の付き合いと同じで相手を尊敬する気持ちで訪れなければなりません。
貴重な文化財や古墳などが併設されている場所も少なくないので、展示物には触れずに立ち入りを禁じられた場所には入ってはいけません。
ルールを守りながら親しむことで、お互いの利益を生むことが大切なのです。