自由だけではなく責任も生まれるフリーランスエンジニア

最終更新日 2024年5月10日 by unratt

自由な働き方ができるというイメージから、フリーランスエンジニアを目指す方も多く見られます。
実際にフリーランスになって独立した働き方をすることで、働く時間や場所を自由に選べるなどのメリットが生まれます。
しかしメリットがある一方で、自由の裏には責任が伴うという点を理解して独立を検討するようにしましょう。

契約内容をしっかりと確認しておく

実際にフリーランスエンジニアとして働く場合、個人で発注元を探して仕事を受注していくことになります。
このときに大切な点が、契約内容をしっかりと確認しておく点です。
会社に雇われているのであれば、契約内容は会社側である程度チェックしてもらえます。
万が一トラブルがあった場合でも、自分で責任を取る必要はありません。
一方フリーランスで仕事をするのであれば、契約で問題が起きたときに責任を取るのは自分自身です。
損失が出たとしても、誰かに補填してもらえることはありません。
すべて自己責任で行う必要があるという点を理解したうえで働きましょう。

自分の実力で仕事を受注していく必要がある

またフリーランスエンジニアにとって大切な点の1つが、自分の実力で仕事を受注していく必要があるという点です。
雇われている側であれば、会社側が仕事を提供してくれます。
しかしフリーランスで働く場合には、自分で仕事を受注しなければ稼げません。
そして稼ぐために必要なのが、今までの仕事への評価なのです。
過去にいい加減な仕事をしていたら、自分の評価が下がります。
評価が下がると、次の仕事が受注しにくくなってフリーランスで食べていくのが難しくなります。
今の仕事が次の仕事への評価につながるということを意識して、責任を持って作業を進めることが必要です。

責任を持って働くために最低限必要な知識は仕入れておく

実際にフリーランスエンジニアを目指したいのであれば、どのような点に注意したらいいのでしょうか。
まずポイントの1つとしてあげられるのが、責任を持って働くために最低限必要な知識は仕入れておくという点です。
最近では、インターネットを利用することでさまざまな情報を手軽に入手できます。
契約前に不明な点があれば、検索サイトなどを使って問題なく締結できるように情報を集めることが大切です。
そして契約時にあいまいな点があるなら、しっかりと取引相手に確認をしましょう。
事前の確認を心がけることで、契約のトラブルを減らして安心して仕事をすることにつながります。

下請代金支払遅延等防止法を確認

ほかにもフリーランスを目指すうえで確認するべき点の1つが、下請代金支払遅延等防止法になります。
正社員で働いているときに適応されるのは労働基準法ですが、フリーランスなら下請代金支払遅延等防止法です。
2つの法律は似ているようで、異なる部分も存在しています。
具体的にどのような点が異なるのか事前に確認し、より良い形で業務が行えるように準備を進めていくことが大切です。

ある程度の実績がある方に依頼するケースが多い

独立して仕事を始めた場合、簡単に仕事を受注して業務が行えるというイメージを持っている方もいます。
しかし独立したばかりのエンジニアは、仕事を受注するのに苦労するケースも多く見られます。
仕事を依頼する側は、独立したばかりで十分なスキルがあるか不明な相手に依頼して問題ないか判断ができません。
そのためフリーランスになったばかりの方よりも、ある程度の実績がある方に依頼するケースが多いのです。
実際に独立してから最初の壁となるのが、ある程度の実績を積んで仕事を軌道に乗せられるかという点です。
仕事が軌道に乗せられず、フリーランスをあきらめて正社員に戻る方もいるのです。

フリーランスのためのクラウドソーシングのサイトを活用する

では仕事を軌道に乗せるためには、どのような点に注意したらいいのでしょうか。
例えばフリーランスエンジニアの成功のために、最初はフリーランスのためのクラウドソーシングのサイトを活用するのも1つの手です。
クラウドソーシングのサイトでは、コネクションなどがない方でも仕事を受注して稼ぐことができます。
最初は単価が低い仕事でもいいので受注することを目指し、少しでも実績を作っていけるようにしましょう。

自分のスキルを活かせるサイトを見つけて働く

またクラウドソーシングのサイトには、さまざまな選択肢が存在しています。
サイトごとにどのような案件が多いかなどの点に違いが見られます。
自分のスキルを活かせるサイトを見つけて働くことも、効率よく実績を積んでいくためのポイントの1つです。
実績を積んでいくと、クライアント側から仕事の依頼が来るようになるかもしれません。

仕事の責任も1人で負う必要がある

フリーランスエンジニアは、1人で働くため仕事の責任も1人で負う必要があるなどの注意点も存在しています。
実際にどのような点に注意して働いたらいいのか確認したうえで、より良い形で仕事ができるように環境を整えていきましょう。
特に独立したばかりの頃は、なかなか案件が受注できずに苦労する方も多くいます。
まずは実績を積むことを優先して、独立が成功できるようにすることが大切です。

まとめ

自由を求めて独立したつもりでも、責任を負うプレッシャーに負けて会社員に戻る方も見られます。
本気で独立したいなら、仕事を軌道に乗せられるために何が必要かよく考えて行動することも必要です。

 

出典元:「フリーランスエンジニア 案件